6月も5か所(芝浦港南・麻布・高輪・赤坂・芝)で定例のオレンジカフェがありました。初めて参加の方や久しぶりの方、見学の学生さんも多く、どのカフェでも交流が活発に進みました。
通常のオレンジカフェは平日の午後に開催していますが、各地区で年に1回、土曜日などにイレギュラーカフェを開催しています。6月は24日(土)に、高輪地区の神応いきいきプラザで「アロマの香りを楽しみ、夏に向けたすっきりアロマスプレーを作ってみましょう」というイベント付きで開催しました。
神応いきいきプラザは、今年4月にオープンした旧神応小学校を活用した複合施設「神応ほっとプラザ」の4階にあります。当日は地域の方や、高齢者相談センターの方、ボランティアさんなどが集まり、ひのき、はっかなどの爽やかな香りを楽しんだあと、それぞれ自分の好みの精油で、アロマスプレーをつくりました。アロマがきっかけになってお話が弾んだことに加え、いい香りに包まれ、非日常でちょっと豊かな時間でした。
6月のトピックは、何といっても3年半振りに実施した「世代間交流」カフェでした。
以前はミニ縁日やコンサートなどのプログラムで、カフェの会場となるいきいきプラザに併設している保育園や近隣の児童館の子ども達を招いて高齢者と交流を図っていました。コロナの影響でしばらくはできませんでしたが、久しぶりに飯倉カフェに近い学童クラブの1~5年生13人を招待し、高齢者と一緒にダーツや輪投げなどのゲームを楽しみました。
はじめは硬い表情の子ども達でしたが、ゲームをしながら高齢者と交流するうちに緊張がとけ、楽しく過ごしたようで、最後は「もっと一緒に遊びたい!」と名残惜しそうにしていました。
高齢者も孫やひ孫に当たる子ども達との交流に大喜びでした。
これをきっかけに社会状況やプログラムに応じて、今後も世代間交流をしていきたいと思います。
その他のカフェでは、「麻布未来写真館」、「ゴッドアイ作り」、「銭太鼓の体験」など、いろいろなプログラムを開催し参加者と楽しみました。
飯倉カフェ:ゲームやおしゃべりの様子
この講座は港区芝地区総合支所からの受託事業で、講座を通してアロマセラピーや認知症について知り、ご家族や地域の高齢者を見守り、支え合いにつなげることを目指しています。
講義では港区の高齢者の現状、認知症の症状・予防・対応、アロマテラピーの基礎について解説しました。
近年、香りが脳を刺激することから認知症予防のひとつとして期待されており、香りを用いたハンドマッサージは、嗅覚と触覚への相乗的な刺激から高齢者や認知症状のある方に効果があると言われています。
マッサージ実習では特に高齢者に行う時のポイントをお伝えし、ペアになって練習しました.。
参加した方からは、「認知症について知ることができてよかった」、「初めてアロマを学び、実際に香りをかいで好きなブレンドを作ることができてよかった」、「これからのボランティア活動に活かしたい」などの声が聞かれました。10月にも開催を予定していますので、ぜひご参加ください。
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