新しい年度が始まりました。
港区の「みんなとオレンジカフェ事業」は13年目に入ります。この間、たくさんの方がオレンジカフェに参加されて、地域の仲間と出会って交流したり、相談したり、また認知症専門医の講話を聴き、学んだりしてきました。専門医とつながり、受診に至った方や、専門職とつながり、介護保険サービスを利用した方もいました。
4月の5か所のオレンジカフェは、いずれも20人以上の方が参加されました。
定期的にいらしている方、オレンジカフェが貴重な外出先になっている方、久しぶりにいらした方、また施設に入所中で外出先としてオレンジカフェにいらした方など様々です。
どの方も話したいことがたくさんあり、2時間のお話タイムがあっという間に過ぎ、時に笑いや涙もある温かい時間となっています。日々の嬉しかったことや悲しかったこと、こんな時はどうしたらいいのだろうか、などと途切れることなく語り合い、日常のちょっとしたことにでも気持ちが動いたり、ストレスに感じたりする様子が伝わってきます。
参加者同士が語り合う中で、以前から参加している方が、初めて参加した方に「ここでは何を話しても大丈夫ですよ」と話されたり、「今日は他の方のお話を聴くことを心がけたの」などと話されることもあります。
ここに参加する一人ひとりによって場が創られ、安心して話せる「オレンジカフェ」になっていると感じています。
年度初めの4月も、それぞれのカフェで様々なプログラムを展開しました。
飯倉カフェは「春色のペーパーファン」と題して、封筒を使った定番の手作りを、春らしさを感じる薄いピンクや緑色の封筒16枚を使って素敵な作品に仕上げました。
ありすカフェは、向かいの有栖川公園を巡る「春の公園散歩」。カフェから外出するのは初めてで、まずはいつもの会場に集合し、公園内の見どころ、銅像や三角点(国土地理院の測量基準点)を巡り、満開の八重桜と新緑を満喫しました。散歩に出ない方は会場でおしゃべりや手作りを楽しみました。
西麻布カフェは、ボランテイアさんが中心となって企画したプログラム「みんなで楽しむ~折り紙とハーモニカ」。紙相撲で遊んで童心に帰り、ハーモニカの素敵な演奏を聴き、昭和歌謡や童謡を歌って楽しみました。
南麻布カフェは「漢方茶で健康つくり」。講師を招いて心身の健康法、身体によい食べ物のことやリラックスのための漢方茶についての話を聞き、参加者同士で自分の健康法などを語り合って交流しました。
麻布カフェは、開設した3年前の4月から毎年続けてきた「ジャズコンサート」。今年も麻布を中心に活動しているバンド「AZABAN」を招いて、総勢16人の迫力ある演奏を聴きながら、50人近い参加者の皆さんと大いに盛り上がりました。
上段左:飯倉カフェ「春色のペーパーファン」 右:ありすカフェ「春の公園散歩」
中段左:西麻布カフェ「みんなで楽しむ~折り紙とハーモニカ」 右:南麻布カフェ「漢方茶で健康づくり」
下段:麻布カフェ「ジャズコンサート」
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