活動報告:2025年4月

みんなとオレンジカフェ

5月のオレンジカフェはどの会場も参加者が増え、初めて参加される方、久しぶりの方など、たくさんの出会いがありました。相談したい、情報や仲間がほしい、医師のお話が聞きたい、自分のことを話したいなどの目的で、ご夫婦で参加、または介護している方お一人での参加など様々でした。

 

介護している方は、同じ立場の方同士で話し、それぞれの日常を語ったり、お互いのお話にヒントを得たり、自分一人ではないということで少し安心する様子もみられました。

物忘れが気になる方、軽度認知障害の方も、同じ思いの方と話して、勇気づけられたり、前向きに考えようと思ったり、その後の生活に変化があらわれることがあるようです。

 

けあポートでは、港区全域で開催するオレンジカフェ他に、麻布地区で地域の方が集う場「ちょこっと立ち寄りカフェ」も開催していますが、最近は、両方のカフェに参加する方も増えてきました。

「ちょこっと立ち寄りカフェ」では、音楽鑑賞や手作りなどのプログラムを楽しみ、「みんなとオレンジカフェ」では、認知症のことを学ぶ、相談する、話す、繋がることなどを期待して参加されているようです。

地域内に歩いて気軽に行ける場がたくさんあることが理想といえます。その点は港区内でもまだ十分とは言えず、発展途上かもしれませんが、近い将来にサテライトカフェが立ち上がる日を楽しみにしています。

 左から

ちょこっと立ち寄りカフェ

風薫る5月、街中で様々な花を見かける時期に、カフェでも季節を感じられるプログラムを取り入れ、参加者の皆さんと楽しみました。

飯倉カフェの「初夏の飾り」では、水に浮かぶリースを作りました。器に土台のスポンジと水を入れ、蔦と花で飾り付け、それぞれに個性的な作品を仕上げました。

ありすカフェでは、ありすいきいきプラザ前の花壇の手入れをしている地域の方を招き、花壇づくりの話を伺ったあと、各自で花鉢を作りました。会場にマーガレットの鉢が並ぶ中で、花の美しさと土の感触を楽しんだひとときでした。

西麻布カフェは「紫陽花模様のランプシェード作り」。台紙に紫陽花をイメージした色紙を貼り付け、ローソク型の電球の周りを囲んで模様を照らし出す仕組みで、それぞれ素敵な模様を創りました。お茶の時間にはお互いの作品を見せ合ったり、お喋りも弾みました。

麻布カフェの「おもしろ実験」は、大気の不思議について学びました。いくつもの実験にワクワクし、「童心に帰ったようだ」と喜んでいました。

南麻布はカフェは「銭太鼓」でした。地域で活躍しているグループ「はなみずき」の5人のメンバーを迎え、元気で迫力のある演技に力をもらい、参加者も一緒に銭太鼓のバチを振って体を動かし、大いに盛り上がりました。

 

今月は地域で活躍されている方々を招いたプログラムも続きました。これからも、地域で活動されている方々を積極的に招いて交流したいと考えています。

上段・左:飯倉・回想法  右:ありす・地域の魅力再発見

中段:西麻布・スプリングコンサート

下段・左:南麻布・みんなで話そう  右:麻布・一周年コンサート