「人生100年時代」と言われ、いまや日本は長寿大国になりました。
年を重ねるにつれ、介護と向き合うことや、心身に支障をきたすことも増えてくるようです。
介護が始まると、様々な問題が生じ、とかく一人で抱え込み、精神的にも身体的にも大きな負担を強いられることがあります。同じような立場の人がつどい、不安や悩みを共有し、有益な情報を得ることによって、心身のバランスを取り戻すことができるそうです。
また高齢者になると、行動範囲が狭まりがちですが、地域の中で学び交流できる場があり、語り合う仲間がいることで、いつまでも安心して楽しく生活を続けられると考えます。
介護することになっても、介護されることになっても、高齢になっても、身近に相談する場や仲間がいて、支え、支えられる環境が整っていると、地域の中で孤立することなく安心して暮らしていけるのではないでしょうか。
地域には、子供から大人まで多世代の人が暮らしています。
わたしたちの願いは、一人ひとりが尊重され、主役になり、つどい、つながりを創り、孤立せずにいつまでも安心して住み続けられる地域であることです。
「けあポート」は介護するあなたと高齢者の拠り所(=ポート)です。
地域での活動をともに考え、創っていきましょう。
2021年 6月
特定非営利活動法人 介護者高齢者支援・けあポート
理事長 中島由利子