令和7年度2回目の認知症予防講演会を3月7日(土)午後、赤坂区民センターで開催しました。
今回は「口腔ケアと認知症~いつまでもお口から食べるために~」というテーマで、東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チームの歯科医師・枝広あや子先生にご講演いただき、関係者を合わせて20名ほどの参加がありました。けあポートとしては、講演会に歯科医師を招くのは初めてのことで、日常の口腔ケアの大切さを教えていただきました。
高齢化に伴う「口の老化」は「オーラルフレイル」といわれ、噛めない、飲み込めないことは誤嚥性肺炎の要因にもなり、心身の健康状態に直結します。
特に認知症のある方は、口腔トラブルや認知機能の低下によって食事をとることが難しくなったり、感染症にかかりやすくなったりすることがあり、生活の継続性が危ぶまれるということでした。
見逃されがちな口腔ケアですが、高齢者の健康維持にとっては非常に重要で、かかりつけの歯科医をもち、定期的な受診でむし歯予防と歯周病の管理をすることの大切さを実感するお話しでした。
参加者からは、とても興味深かった、役に立ったなどの声があり、自分のことと照らし合わせながら聴いている様子が伺えました。質問では、歯科医を選ぶ基準、自由診療について、認知症のある方の食事についてなどがあり、活発なやり取りがありました。ご家族の方や支援する立場の人にとっても、得ることが多い講演会でした。
今年度最終月のカフェは、ゲームを通して語り合ったり、昨年好評だった男声コーラスを堪能したり、初めての自画像に挑戦したりして楽しみました。
飯倉カフェは「脳トレゲーム・ひらがな作文ポーカー」でした。グループ対抗で、数文字のひらがなを組み合わせて単語を作るゲームで、作った単語を披露しあう場面で盛り上がりました。
ありすカフェでは「気楽に川柳を作ってみよう」と題して、川柳にくわしい地域の方を講師に、川柳の歴史、特徴などを学び、日々の暮らしや思いを綴った川柳を詠んで楽しみました。
西麻布カフェは「昔の遊びで子どもたちと楽しもう」というボランテイアさん発案のプログラムで、歌を聴いて曲名を当てるカルタや、ことば遊びのゲームをしました。途中から同じ建物内の児童施設に来ている子ども達が参加して、世代交流をしながらゲームに興じました。
南麻布はカフェは昨年好評だった早稲田大学生による「男声合唱コンサート」に40名を超える参加がありました。今年は伴奏の無いアカペラの合唱で、透き通るような若い歌声を楽しみました。休憩時間には12名のメンバーが参加者と和やかに談笑していました。
麻布カフェは、「誰でも描ける!かんたん自画像」でした。講師の巧みな指導と声掛けで、それぞれに個性的で素敵な似顔絵を描き上げました。「自画像なんて初めて描いたけど面白かった」「絵を描くのが好きなので絵画教室をやって欲しい」などの感想がありました。
今年度を振り返ると、参加人数がさらに増え、世代の幅も広がりました。これまでは70代後半〜80代の参加が多かったところに、若い60代~70代前半の方が増え、また参加者が初めての方を誘ってくださることも多く、人数増加につながったようです。
皆さんがカフェを居心地よく感じて、楽しみに参加されていることが感じられ、スタッフのいっそうのやりがいとなっています。新年度も皆さんに親しまれるカフェをつくってまいります。
上段左:飯倉カフェ「脳トレゲーム・ひらがな作文ポーカー」 右:ありすカフェ「気楽に川柳を作ってみよう」
中段左:西麻布カフェ「昔の遊びで子どもたちと楽しもう」 右:南麻布カフェ「男声合唱コンサート」
下段:麻布カフェ「誰でも描ける!かんたん自画像」
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